NCSを知る
就活情報
【第二弾】~市場価値について~
2021.10.6
働いている人にとっても、これから働く人にとって重要な【市場価値】について
などなど、意欲的な言葉から少々トゲのある言葉をいただきましたので本日第二弾としてより分かりやすく、重要度を理解いただけるように書いていきます!
まずは前回の記事【こちら】をご覧になってから、当記事もご覧ください♪
是非、前回と今回の記事をご覧いただき市場価値の高い人財となれるヒントとなればと思います!
【目次】
■市場価値とは!?
■市場価値を高めるメリット
∟①書類の市場価値向上
∟②実態の市場価値向上
■市場価値が低い人間の特徴と末路
∟特徴①実績勘違い野郎
∟特徴②経験勘違い野郎
∟勘違い野郎の末路
■学歴について
市場価値とは!?
まずは毎度おなじみ、何かを理解するときは【言葉の定義】から。
実は転職活動のなかでの「市場価値」という言葉自体は存在しません。
国語辞典でも調べても出てきませんので「市場」と「価値」のコトバを切り分けてみていきましょう。
市場:財貨やサービスの需要・供給の関係の全般
価値:どれくらい大切か、またどれくらい役に立つかという程度。その大切さ
おそらくこの“市場”を「人材というマーケット」にあてはめて誰かが市場価値と言い出したのでしょう。
上記をまとめると
その通り。
市場価値が高い=転職などにおいて【自分自身の選択肢】は広がる状態
誰しも自分の選択肢は広くして損はしません。
■ボロボロの家にしか住めないのか。高級マンションに住めるのか。
■値段で買えるものに制限があるのか。制限なく自分の本当に求めるものが得られるのか。
■受けれる企業で選ぶのか。受けたい企業を受けてその中から選択するのか。
いや自分は前者だ。という人は妥協する事に慣れすぎていたりプライドによってそうさせてしまっている可能性があります。
という事でまとめると
市場価値とは・・・
自分が「人材」としてどれだけ求められているかの尺度で、高めると選択肢を増やすことができる、高めていて損はしない。というものでした!
市場価値を高めるメリット
市場価値が大事な理由については前章でお分かりいただけたかと思うので、ここではメリットをもう少しかみ砕いて解説するとともに、「市場価値が低い人」についても取り上げていきます。
前章でもあったように市場価値が高いと【選択肢が広がります】
では市場価値を高めて選択肢のある自分になる為にどのような観点が必要なのか。
市場価値というものの見方と、高めるメリットについて、解説します。
一つ目の見方は書類上の市場価値
・・・イメージしやすい事で解説すると「足きりを避けられる」市場価値の高さです。
市場価値が高い人かどうかの見方としてまずは「履歴書のきれいさ」があります。
そうです。
文字通り「履歴書・職務経歴書のきれいさ」です!この書類を見るときの企業側目線としては
などを足切り条件を設けいている企業は非常に多いです。(だから3年は続けろと言われてるのですかね。。。)
これを表立って公表している企業もあればしていない企業もありますので知らなかった人は覚えておきましょう。
そんな基準がなかったとしても転職回数、在職期間などでその人のイメージをする人事担当は一定数います。面接をする側も人間ですのでここは主観が入る事も間違いないですが、この書類のきれいさは「面接してもらえるか」のポイントとして重要です。
媚びを売るかのような表現をしましたが、
そこで書類上の市場価値のハードルをクリアした人は面接にこぎつけます。
書類の市場価値が低いと、書類選考落ちまくります。
自分が頑張って仕事をしていたとしても、社会目線で頑張っていないと評価されれば書類に通過する企業は非常に限定的になり選択肢が狭まります。
ですので、単純に「職種」「勤続期間」さらに「どんな会社で」などが「書類の市場価値」に関わる企業にみられるポイントとなるという事です。
まとめ
自分の社会人としての“履歴”で「受けられる企業」の幅が変わってくる!それを書類の市場価値というよ
書類を通過して、いざ面接。ここからが最も重要です。
実際に面接をしていくなかで面接時に面接官に伝える/伝わるその人自身が「本人が伝える市場価値」であり「自分自身の真の価値」です。
そして
など書類の市場価値とは比例しない可能性がありますので「実態の市場価値」と名付けました。
ここでは
前職何をしてきたのか。(実績や経験)や(退職理由)が問われます。
営業マンとして数字を上げることにしか興味がなく数字に関係しない事は疎かにしてきた人はそれがあらわになりますし、退職理由によってはその人の人間性があらわになります。
ですので①を磨くためには長く勤めていれば書類選考は通過しやすいかもしれませんが、一番重要なのは【実態の市場価値】これがなければそもそも働ける企業の選択肢が狭まります。
その実態を高めていくためには前回記事をご覧ください。
社会人としての実務実績や面接場でのコミュニケーションで「受かる企業」の幅が変わってくる!良くも悪くも、書類上で表現できないことがあらわになるため、それを実態の市場価値というよ
この
書類の市場価値
実態の市場価値
いずれも高い人こそ、【選択肢が広く】なったり【雇用時の条件面が良くなる】【任せられる裁量が最初から高まる可能性】などがあるのです。
ここまでは市場価値を高めるメリットについてを書いてきました。
それでは次に、市場価値が低い状態の場合どんな未来が待っているのか。市場価値の低い人の特徴も併せて解説します!
市場価値が低い人間の特徴・末路
ここでは市場価値が高そうで低い人の特徴や、そんな人が迎える末路について触れていきます。
前回の記事では市場価値は「縦軸の実績」「横軸の経験」を合わせた円の大きさと表しました。ですのでこの経験と実績2パターンに分けて解説していきます。
まずは縦軸の実績について。大きく二つに分かれます。
①実績を努力と勘違い
これは努力そのものが成果と考えている人。「頑張っているのに評価されない」「あいつよりやってるのに評価されない」など【「会社で学ぶな」】でも書いた通り、自分の感情ベースの赤ちゃんと呼ばれる人たちです。
②経験が盲点
これは前回の【市場価値の計り方】でも書いた通り。営業であれば自分の個人成績を出していれば市場価値が高いと勘違いしている人。しかし、実際は個人成績を出せる人なんて世の中にはゴロゴロいます。その中で冒頭の市場価値の定義「“人材”という市場でどの程度求められるか。重要かつ必要性の高さの事。」では少し弱いです。
人材を求めている企業であれば一営業マンとしての期待の上に【会社を動かす人材かどうか】という1STEP上の期待というものもあります。
その期待に応えられる実態の市場価値を示すには営業数字を出せるだけでなく、会社や組織に対しての数字だけでない貢献が要素としては挙げられます。
なのか
あなたが人事担当なら後者を選ぶ可能性が高いかもしれません。
このように目の前の仕事へ執着しすぎる。自分の仕事を全体俯瞰する習慣を忘れてしまったら、知らぬ間に他社でレベルの高い仕事をしている人に負けてしまいます。
自分の実績を自社内だけで評価するのは非常に危険。主観と客観のバランスを大事にしましょう。
次に横軸の経験について。こちらも大きく二つに分かれます。
①好奇心と飽きのはき違え
面接でよく言いてしまう言葉
実はこれ、経験値を増やしてるポジティブ風発言ですが、この言葉を使う多くが実態としては継続できない人の特徴です。
ほとんどの仕事はルーティンだったり泥臭いものだらけです。
しかしこの手の言葉の裏には
「仕事はキラキラしたもの。社会人はかっこよいもの。」そんなイメージをもった人たちがいざ泥臭い仕事に直面して「辞めたい」の自身の感情のまま動いた結果で、少しでも転職活動でプラスイメージを与えたく先ほどのような言葉を発する。という具合になってしまいます。
「チャレンジ」「興味をもった」という安直な考えや市場価値という本質を理解しないまま行動をしてしまうと若気の至りで転職を繰り返したりします。
たしかにその通りなのですが、ポジティブ転職者の比率は非常に少数派です。。。
最近のSNSなども見ているとこの言葉を乱用して自分が転職する理由を正当化している人の割合が多いようです。何か得たいものがあるから転職はするのだと思いますが、実は今いる会社でもっとやるべきことやできる事があり、それに突き進む方が近道だったりします。
情報が多く、甘い道へ誘惑される時代だからこそこのような勘違いになってはいけません。
②実績を出さず他責思考
こちらも①とリンクします。実績が出ないのは会社のせいだ!商品が悪いんだ!教育体制が悪いんだ
そんな自分にベクトルを向けずに外にベクトルを向けている状態・・・
そうして転職を繰り返したひとが「これまでの経験を生かして・・・」
と言いたくなる人事の人はかなり多い模様。。。です!
いかがだったでしょうか!?
社会人生活を夢見る人にとっては現実を見て失望したかもしれません。
日本は競争社会です。会社によしよししてもらおうなんて思わない方が自分の為であり、その心持こそ必ず市場価値も高めてくれます。
でなければ
企業にそもそも応募すらできない
企業にそもそも面接してもらえない
面接しても採用をもらえない
採用をもらえても条件が今より悪い
簡単に言うと、相手にされなくなってしまいます。
是非、キラキラした「憧れの目標」と共に失望や憤りなど「なりたくない目標」を立ててみると社会人をよりイメージできるかもしれません。
学歴について
最後に「学歴」について
市場価値にも関連しますので主観併せて書いていきます。
学生時の就職活動においてこんな経験はないでしょうか。
これは市場価値と同じ要領です。
学歴は学生時代までの勉強という努力で足切りがされて、社会人となると学歴も含まれる可能性があるが、プラスして社会人になってからの努力(書類上の市場価値でいうと努力=勤続期間や実績と対象となるフィールド)で足切りがなされます。
勉強・学歴なんて仕事には関係ない!という人がもしいるとすれば、この要領を理解しないまま書類落ちに不満を言うのであれば完全に向けるべきベクトルを間違えています。
学生時代の書類上の市場価値はまさしく学歴やSPI/適正検査などだと思います。
そうです。活躍する人はどこでも活躍して、学歴が一般的に低いと評価される学校の人でも仕事の評価を得る方は多いです。
そうだよね。不思議だよね。
私なりの答えとして学歴フィルターは「相対的評価の高さと採用効率」によって存在していて個人的意見としては理にかなっていると思います!
簡単に解説すると
企業は「学歴低い人が嫌い」とは一切思っていない。学歴が低い層を採用の対象とすると“ハズレ”る可能性が高まるかつ非効率だからフィルターを用いている。
だと思います。
順番に説明しますね。
まず、おそらく
過去歴史をさかのぼったとき「学歴低い層の方が成果が出ていない事や離職に繋がる」となっている事実が各社ではあるのではないかと思っています。
学歴なくても仕事ができる人を見たらその人にフォーカスを当てて、学歴なんてクソクラエ~と言いますが、実際問題全体を相対的に見たとき、学歴と仕事のパフォーマンスは比例の有意差はあるのではないかという事です。(有意差あり:偶然であるとは考えにくいこと)
そして学歴フィルターを多く用いるのが、大手企業であることがほとんどである理由から「わざわざハズレる可能性がある層が入ってくるなら、低学歴で仕事ができるポテンシャルのある人は対象外にする。別に他にも高学歴から沢山応募来るしそっちから取ろう」が解だと思います。
なぜなら「低学歴でも仕事できる人は多い」が正しいのと同様に「高学歴の中にも仕事ができる/ポテンシャルが高い人は必ず存在する。」なので企業名だけで応募がくるような企業は学歴フィルターをせずに、わざわざ全員と面接をすると単純計算そのリソースは二倍必要という事になります。
その通り!
ここまでを踏まえて、学歴フィルターについて納得いくいかないはあるかと思いますが企業にとっては最善を取ってるはずです。
市場価値に話を戻すと
もし学生時代に学歴で悔しい思いをした人は社会人で挽回できます!
仕事に入ってしまえば、実際学歴は関係ないと私も信じてるので。。。
その通り!
ここまでは高学歴の方にうれしい内容だったかもしれませんが注意は必要です。
【注意!】
学歴が高い学生がいたとしても社会人というフィールドで大手に入ったことをゴールかのように感じて「実績」と「経験」の観点を忘れ、与えられる仕事だけをしていたら、今は書類上の市場価値で勝っている人達に、実態の市場価値で抜かされてしまうのは明瞭です。
そうならないように「実績」と「経験」を詰める企業はどこなのか。
学生の方はしっかりと考え就職活動をしましょう。
まとめ
最後にまとめます!
■市場価値とは!?
“人材”という市場でどの程度求められるか。重要かつ必要性の高さの事。
■市場価値を高めるメリット
∟①書類の市場価値向上
∟②実態の市場価値向上
①②両方の向上によって、将来的な自分自身の選択肢が広がる。自分の人生の可能性を高めることとなる。
■市場価値が低い人間の特徴と末路
∟特徴①実績勘違い野郎:実績と努力を勘違い/経験が盲点
∟特徴②経験勘違い野郎:好奇心と飽きのはき違え/実績を出さず他責思考
∟勘違い野郎の末路:選択肢の無い、社会に相手のされない人材となってしまう
■学歴について:学歴フィルターは間違ってはいない。ただそちらにベクトルを向けても無意味。むしろ仕事に学歴は関係ないため実態の市場価値を高めることにエネルギーを注ぐと市場価値は十分高められ、書類の市場価値には勝るものを得られる。
仕事は自らアクションしなければ、ツマラナイものになります!
仕事がオモシロイ/面白くないではありません。
自ら仕事を楽しく、面白くしましょう!
それが市場価値の「実績」「経験」を伸ばす大前提の部分になるでしょう♪
重要なポイントや市場価値を高められなかった場合どうなっていくのかについて書いてきました。ではどのように高めていけばよいのか。については前回記事をご参照ください。
↓前回記事はこちら↓