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社内レポート
【2020年度新卒】一枚岩プロジェクトのご紹介
2021.9.29
「早期成長!」
「やったぶんだけ!」
「風通し良い!」
ベンチャー企業では成長デキル
というキラキラしたイメージをもった人が考え付く言葉かと思います。
これまで何度もブログでは書いてきましたがこれらのコトバは半分正解で半分間違いです。
↓詳細は過去ブログに書いています↓
簡単に回答しておくと、「ベンチャーに行けば成長できる」ではなく「ベンチャー行って成長もぎ取る」といった、環境依存ではなく自分自身にかかっている、なおかつその成長確度を上げやすいのがベンチャーという内容でした。
とはいえ、そんな当事者意識、主体性をもった人はそうそういませんので
「ベンチャー成長ってどんなもんよ~」
「1年目から何やらせてくれるんですか~」
という声が飛び合いますので本日はそんなお声に答えていきます♪
実際に当社に入社していて、主体的に行動している2020年新卒(現在2年目)の【一枚岩プロジェクト】(以後:一枚岩)の紹介です。
①成長は「与えられる」ではなく「自ら掴む」が重要
②会社への発信は1年目だろうが5年目だろうが関係ない
一枚岩プロジェクトとは
そもそも一枚岩とは・・・
現在2年目(立ち上がったのは1年目の時)のPL事業部メンバー10名で構成されています。
(TOP写真参照。キマッテマスね。)
「自分たちの成長を支え合おう」
という発端からグループチャットを創り、連携を取るようになりました。そして視点が“自分たちの成長”から“組織成長”に変わっていき今では通常業務の数字を追うという仕事だけでなく【組織のために完全自主性で取り組み盛り上げていく】という目的で活動しています。
完全に第二象限(“時間管理のマトリックス”参照)の活動なだけに、普通であれば“なぜこんなことをしないといけないのか。”“業務だけで十分だよ。”そう思う人がいてもおかしくない中で9名の有志が集まり約一年動いています。
私自身、新卒一年目のとき「何時に帰れたか」をマウント取り合うしょうもないことを同期と話していましたし、一般的にも多くの会社/若手がそうだと思います。ですのでこの一枚岩プロジェクトは他社の同世代と比較しても正直意識がかなり高いと思います。素晴らしいですね。
・PJメンバー同士で成長の為の習慣形成
・他事務所の事を知り、自組織に持ち込む
・自拠点だけではなく会社という組織として情報共有・共通認識を持つ
・会社全体への働きかけを行い会社を良くする
「他事務所の事を知り、自組織に持ち込む」についてですが、PL事業部は現在合計8拠点あり、その各拠点が別々に活動しています。
そして現場で起きている状況としては、「自分が所属する拠点の事しか知らず、他の拠点がどんなことをしているのか。個々人が把握できていない」という事。
一枚岩はそんな課題に対して「人で日本一の会社を目指すベンチャー企業としてどうしてなんだ」というところから10名がまずは他拠点ではどんなことをしているのか把握したり。他事務所の取り組みを取り入れたり、アドバイスし合ったりと、数字の報告会も含めて毎週一回は定例会でコミュニケーションを図っています。
完全に有志で指示されたものではありません。
ここで冒頭に伝えた「ベンチャーでどんな活動ができるのですか」に対しての回答ですが、
このように組織に対してのアクションや発言などは当社の場合大歓迎で、協力者を創っていけば一年目だろうが関係ありませんしより行動できるはずです。最も大事なのが、なにか組織に課題意識があったり前向きな思考があったからこそ、このように仲間が集まり動き出しています。要は動き出すかが超重要。先に述べましたが「なんでそんな事しないといけないの」や「この会社って~~」という主体性欠如した人、当事者意識の問題から“文句”と“改善意見”をはき違える人はいます。
そこのズレがなく、行動すれば
「どんな活動ができるのか」はかなり無限大かと思います。
しかしここで考えられる反対意見が「大手でも自分から動けば成長できるじゃないか!」など
・・・
その通りです。
・・・
結局どこへいっても出来る人はできますし、出来ない人はベンチャーでも堕落します。
ただベンチャーの旨味ってなんだろうと考えた結果
・・・
・・・
・・・
“課題が多い事”なのかな
と思います。
大手の場合は歴史が長かったり、他社のトップを引き抜いたりなどでかなり組織化をしたりするのでその分様々な取り組みをすでにしています。その結果、課題に対しての改善策がすでに作られていたり、様々な仕組みがすでに存在します。それがいわゆる制度や福利厚生。ここは会社によって異なりますので是非会社研究にご活用ください。
単純に課題が多い環境だとやること沢山。そしてそれは指名されるものもあれば多くが指名はされないもので“誰かがやらなければいけない事”今回の一枚岩はまさしくそこへ自分たちからアクションしたというわけです。
ちなみに就活での企業研究といえば「その会社の良いところ」を調べて「〇〇が魅力だと感じまして~自分の●●の経験とリンクしまして~~%&’’&)$%))~)~~だから御社に入りたいのです~魅力的なのです~~お願い入れて~」と言います。
しかしここまで書いてきた“課題が多い会社で行動することが成長できる”という定義のもと就職活動をするのであれば「課題の多い会社だから行きたい」「その会社で自分がどんな改善アクションをとるのか」で企業研究をする事となり視座があがっていることが見て取れます。そしてその結果「物乞い・乞食」就活生から「創始者」の可能性を秘めた就活生にになるでしょう。
今回の記事は一枚岩が成功を収めた。
という内容では一切なく、行動する事が大事で実際成功している人は一年目だから~という謎の尻込みをせずにそうしているよ。という事を当社の一年目から動き出した一枚岩メンバーを知って気付いてほしいという内容です。
紹介だけじゃ「うん、動き出す!」とはなりませんよね。
それでは、なぜそんな現象が起きるのか。
次章では当時一年目の彼ら彼女らが「なぜ動き出したのか」やらされていてはこんな主体的はならないはず。そこのストーリーをご紹介します。
「21卒の受け入れは20卒次第」
この言葉から、一枚岩はできたといっても過言ではありません。
「自分達の一年後輩の21卒が約100名入る」
という話は早くから知られていました。2020年度は様々な壁に直面し、仲間を失った事も多々あったなかで「2021年度の仲間の成長は20卒にかかってる。」と言われたそうです。
プレッシャーやばいですね笑
一般的には4.5年目とか10年目とかの上司が新卒のOJTになってというイメージが大きいですが、当社は平均年齢25歳の若若組織。
今の自分達では新卒の目は輝かないと思いました。新卒にとっての1つ上の先輩は直近の目標になると思っています。上長に頼ってばかりで,自分達から行動を起こさない今の僕達を変えていかなくてはと思ったことが始まりでした。
・目立つものがなく組織に溶け込んでいるだけ
・自分の数字だけでいっぱいいっぱい
・数字以外で組織に貢献できていない
新卒のメンバーはは数字を取りにNCSに入社しているのではなく,自己成長の為に入社してきている。自分の数字だけでいっぱいいっぱいになって人間的に成長していない先輩を見ても目が輝かないと思いました!
会社・組織に貢献できる人財を20卒から沢山輩出したいと思いメンバー募集をしました。営業会社なので組織の数字,個人の数字が第一優先になります。その中,自分の時間を削ってでも成長したいメンバーが集まっています。僕もまだまだ未熟者ですが,一緒に問題を考え,改善案や行動を提案し合えるメンバーでとても感謝しています。
一枚岩も、そして実は太田君はすでに組織を牽引するリーダーの立場として奮闘しています。
そんな太田君は一枚岩について今後の展望を話していただきました!
初めは自分達20卒の成長はもちろん,各事務所での取り組みや,課題などを共有し,自事務所の水質を向上させることで21卒が「志しく」仕事が出来る環境を作る事がメインでした。今はPL事業部全体を盛り上げたり、もっと会社を良くするために沢山立案し何でもやれる組織にできたらと思っています。
最初に伝えた自分達の成長が組織の成長という【組織目線】を象徴してくれるコメントでした。
※観葉植物を眺める一枚岩メンバー金山君
組織の観葉植物改善にでも踏み切ってくれるのでしょうか。
確かに観葉植物って風水とか気持ちに影響でそうですね。期待してます!
実際の取り組みについて
ここまで一枚岩の目的や思いについて紹介しました。
一枚岩メンバーが毎週の定例会や数字報告の継続以外で、今最も力を入れているのが「リアルフィーリング企画」
拠点が離れている、コロナ禍でなかなかイベントが実施できない環境下で・他事務所の“人”を知る
・「あなたは今、何を語る」の言葉通りその人の会社、仕事に対する価値観を発信してもらうを目的に定期的に各拠点一名のインタビュー動画や記事を一枚岩メンバーで企画・運営して社内へ発信するものです。
実際にマネジメントの世界でも「業務を教える前にその人を知らなければいけない」なんて言われますがそのきかっけにもなりそうです!
まずは
一枚岩プロジェクトは、新卒一年目の時にできた【自分達の成長】と【組織の成長】を実現するためにできたプロジェクトで完全主体的な取り組みである。
実際当社ではこのように、自ら動き出し全社発信している新卒は存在する。
これは任命されるもの。すごい人達がするもの。というのは妄想で彼ら彼女らの主体性と問題意識の高さがそうしているため、努力次第では同じ行動を起こす事ができるという事実を認識すべき。
次に
「ベンチャー成長ってどんなもんよ~」
「1年目から何やらせてくれるんですか~」
この答えとは
【何やらせてくれる!?仕事って自分で見つけるものだよ。何言っちゃってんの!?】が答え。(年数で区別したい(してほしい)なら年功序列を選びましょう。やらせてもらえる。の受け身はベンチャーに不向き。)
最後に
より仕事を自分で見つける、創る為のヒントとしては
「組織の課題ってなんだろう」
「●●さんからみて組織/自分ってどう映ってますかね!?」
といった課題からの問題分析をするコミュニケーションから課題の洗い出しや因数分解をしてみる事。頑張ってるから仕事任せてもらえるんじゃないか。そんな期待をしていては大手に行くのと変わりありません。
さあ今日も、ベンチャーで、イカれ狂おう。