NCSを知る
社内レポート
MVVってなに!?知らないと“ヤバイ”!重要性やその理由を徹底解説♪
2022.2.28
本日は経営の根幹ともいわれている「MVV」について解説していきます。(企業様向けのMVVや組織開発に関しての問い合わせはコチラより)
MVVとは、企業のミッション・ビジョン・バリュー(Mission/Vision/Value)の各頭文字をとってできた経営のフレームワークの事です。(ちなみにMVVはもともと経営学者のピーター・F・ドラッカー氏が提唱したもの)
MVVは簡単に説明すると【会社の価値観や目指している方向性】を言語化したものです。組織や事業の羅針盤のようなものですね。
そう思ったそこのあなた。
そうそう、今TiktokやYoutubeに画面を切り替えようとしたあなたのことですよ!!
経営のフレームワークなんて難しい言葉を使いましたが、今日の内容は経営してる人・起業したい方向けなんかではないです。全国民向けです。(大きく出過ぎました)
会社の方向性や価値観。一見、自分の従事してる仕事には関係なさそうですよね。わかります。なかなか意識しにくい部分ですよね。
私も新卒1年目の時は、朝礼で社是を“読まされていました”が様々な経験を通して、自社のMVVを理解しようとすることが重要な理由や、会社側がMVVなどを“読ませてきていた”理由がなんとなくわかってきました。僕はこの理解に6年かかりました。この期間が短ければ短いほどよりスピード感をもったキャリアを築けると思います。
以前もこのブログを運営している理由についてで書かせていただきました。
改めて目的の一つは皆さん(読者)のキャリアが少しでも良くなるための内容を発信してます。決して自己満ではないです(おそらく)ので、是非本日の情報をあなた自身が有益にしてください。内容は問題ないはずですm(__)m
最後に当社のビジョンマップ(後ほど解説)やMVVも紹介します。弊社に少しでも興味をお持ちいただいた方、そして社内の方々も是非最後までご覧ください。
▼目次
・そもそもMVVとは?
・MVVが企業に必要な理由
・当社のビジョンマップとMVV
そもそもMVVとは!?
まずはMVVの解説に入っていきます。そもそもMVVとは先述した通り、企業の(Mission/Vision/Value)の略で【組織や事業の羅針盤】のようなものです。
羅針盤が壊れた組織は、どこの方向に向かってるかも彷徨い、衰退の一途をたどってしまいます。
皆さんも何かしらの意図目的をもって仕事をしたり、実は私生活でも目的などをもって行動していると思います。
【行動】目的地までの時間を調べて、時間に間に合うように準備して時間通りの電車に乗る。(目的に対しての行動)
会社もそれと同じで、ただ何となく会社を存在させている。なんとなく日々数字を追ってるなんてことはありません。
各会社、目的や大切にしてる価値観はバラバラで、同じような業務をしていても企業の根幹(大切にしてる価値観や目指しているところ)は全く異なるなんて事も多いです。ここで大事なのはすでに働いている方はあなたの行動はMVVにに繋がっているか。という視点です。
先ほどの私生活の例で出したように、普段から目的をもって行動している人は多いはずですが、仕事となると目的意識がなくなる人がかなり多いです(忘れているだけなのか)。
そんな方は「なんのために働いているのだろう」と果てしない迷路に迷い込むことが多いですが、【自身が属する組織のMVV】=方向性を知って、自分のなかに取り入れる/自分の行動を照らし合わせてみる。などしてみると迷子にならない/日々すべき行動が見えてくるかもしれません。
MVVが会社の目的目標だと分かったところで、MVVの各説明に入ります。
※『ドラッカー5つの質問』(著者:山下淳一郎)を参考に作成
MVVの「言葉の定義」も明確にする。
こういった社内での言葉の言語化の際は【言葉の定義】を明確にしておくのは重要です。まずはこの理解からしましょう。
Mission:存在意義(果たしたい役割)
Vision:理想の組織像(目指す方向性)
Value:MV達成に必要な価値観や行動指針
Missionが実現したときの姿がVisionである。すなわち
・ミッション=主観的
・ビジョン=客観的
の視点が重要で、ビジョンの選定には【将来的な組織の客観的に見られた姿】をできるだけはっきりしたものを定める必要があります。
そしてその実現の為に必要なのがValue(価値観や行動指針)です。
さて、MVVが【組織や事業の羅針盤】であり各言葉の定義がわかったところで、MVVがないとき、しっかり浸透していないとき、組織はどうなるのか。なぜわざわざ作成して浸透する必要があるのか。次章にて解説します。
MVVが企業に必要な理由
「MVVは組織の一体感を創るのに必要なのかな・・?」そんな風に感じていただいてる方もいると思います。それも一理あります。すごく定性的ですね。
しかし、MVVが必要な理由はさらに深ぼると【企業の収益・発展のため】でもあるのです。
ここで松尾芭蕉の「不易流行」という言葉を紹介します。
「不易」とは変えてはいけない価値観やアイデンティティで、「流行」はその時々に合わせて変えていくべきもの、つまり「いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。 また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。」と言っています。
これは企業が長く繁栄するのに非常に重要な言葉です。
近年、VUCA時代といわれる時代背景や情報化進行、様々なサービスが市場に出続けていて「流行」を取り入れたくなりがちだからこそ理解しておく必要があります。
「不易」だけでは世の中に遅れを取り、廃れる。「流行」だけでは世の中に合わせすぎ、芯がなく忘れ去られる
「不易」があると揺らがない確固たる地位を確立でき「流行」があるといつの時代も変化に対応でき世の中に受け入れてもらえます。
要は<MVVのない企業>は組織が大切にしている価値観が存在せず、向かうべき方向性が定まっていない。そして組織の根幹が整っていない状態なので新しい事へ挑戦する姿勢が欠如し組織の硬直⇒社会適合性の喪失(流行へ挑戦しない)⇒企業/市場価値の喪失⇒収益力の喪失⇒最悪倒産など影響。
MVVを策定することによる収益にどのようにつながりそうか。これは是非皆さん考えてみましょう♪
よく数億円の売上を削ってでも社員へMVVの浸透する機会(全社の営業を〇日丸々休みにして全社総会やMTGなど)を創出する企業は多いですが、このMVVの重要性、不易流行の「不易:大切にする価値観」などを腑に落とす理解が深まったはずです。
企業がMVVを存在させるのは自己満でもカッコいいからでも社会体裁に向けて、ではなかったのですね。
「企業の10年生存率は、わずか1割にも満たない(参考:中小企業庁)」
と言われている環境下で企業を生存させ、価値を高める事は大きな社会貢献です。そのためにも企業の価値観であるMVVをしっかり固めたうえで世の中の流行にも目を向ける。企業経営する事がいかに重要か、社会的な視点からもご理解いただけたのではないでしょうか!?
NCSのMVVとは!?
前章では不易流行という言葉からも、マネジメントの世界から見ても【MVVが組織一体となるためにも、そして業績にも影響がある】という内容でした。そして本章ではお待ちかね「日本通信サービスのMVV」を紹介いたします♪
2021年に新たに作成した【日本通信サービスのビジョンマップ】から各所解説します。(※ビジョンマップとはビジョン達成のための道のり、会社の価値観を一見化したもの)
日本通信サービスのビジョンマップ
携帯で見ると文字が見えない方もいるかと思うので、ズームしていきます♪
MVVはこちら。それでは一つずつ解説していきます。
Mission
Mission「全ての若者に夢を与え成長を叶える会社」
もともと3名で始まった当社ですが、「志をもった若い集で日本社会に影響を与えたい」これは当社創業者が日本を変えたといわれる“坂本龍馬”に感銘を受け、NCSができる礎となっています。
当時、若くして明治維新の中心にいて、日本を変えるという強い志をもって江戸から明治の時代を坂本龍馬は奔走しました。当社でもそんな強い志をもって、仕事に勤しんでほしい。そしてそんな人へ志(夢)を与え、成長を叶える会社でなくてはならない。
当社のMISSION(存在意義)はそんな“志”を大切にしたいという価値観からきています。
またビジョンマップの中にある
【中期ビジョン20法人40事業】これは今いる社員のなかから子会社代表取締役社長/役員/スタートアップメンバーが多く出る可能性が高いことも意味します。
若くして他ではできない成長/キャリアを後押しする事は会社として大きく掲げていており、果たすべきMissionだと考えています。
Vision
Vision「人で日本一のベンチャーへ」
ホームページにも大きくあるのでご存じの方も多いかもしれません。
この言葉だけ聞くと抽象度が高いかと思いますが、前段でお伝えした【主観的にMissionを達成したときに、客観的にみられる状態】の目指すべきものが「人で日本一のベンチャーへ」です。
これは具体すると画像にあるような5つの項目に分類され
さらに具体化すると
【CREDO】【Visionに繋がるための具体的な行動】に落とし込まれます。
当たり前のことや理想的すぎるなどの意見があるかも知れませんが、ビジョンに向けて現場ベースであるべき姿を明確にすることでよりレベルの高い会社になれるよう、この言語化に至りました。
Value
Value「本気で、相手のためにやり抜く」
先ほどのVisionに繋がる具体的な行動へも派生します。そしてこれまで当社が成長を続けられた強みである営業力×人間力|GRID力がここには秘められています。
GRID力とは・・・
- Guts(度胸):困難なことに立ち向かう
- Resilience(復元力):失敗しても諦めずに続ける
- Initiative(自発性):自分で目標を見据える
- Tenacity(執念):最後までやり遂げる
文字通り、当社が大切にしている仕事との向き合い/Humanity部分です。
最後にもう一度。
「本気でやり抜くValueを体現する事で、Missionを果たす。会社としても成長を叶える組織であり続ける。その結果目指している“人で日本一のベンチャーへ”という客観的に見たときVisionを達成している」
いかがだったでしょうか!?
特に成長途中にある企業であれば、急な拡大によって新入社員へMVVがなかなか浸透しない。といった課題もよく耳にします。
実際、当社も今年度100名以上の新入社員(新卒・中途)が入社し、まさしく会社と従業員の距離感(MVVの浸透)が一つの課題としてあるのではないか!?私個人的にも感じています。
今回の内容は社内の方にもより深く会社の価値観を考えるきっかけとなってほしいと思いながら書きました。
▼本日の振り返り
・MVVのそれぞれの言葉定義
・そもそも企業がなぜ、MVVを策定するのか
・不易流行とは!?
・日本通信サービスのMVVについて
振返り項目の中で、この短時間で「これなんだっけ!?」があるのではないでしょうか?
人間忘れてしまう生き物ですので、是非「行動と継続」ができるようにインプットしていきましょう♪
そして自分のキャリアのプラスに。自分の属する組織をよりよくしていきましょう。
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